「おめでとう」の、根っこにあるもの

「香美人」研究家として初めての電子書籍

「おうちじかんをしあわせにする、香りの魔法」

が無事に発売になり、約5日経ちました。

これまで、さまざまなタイミングや
人生のさまざまなステージで出会ってきた
多くの方から
「おめでとう」のお言葉や
みなさまがそれぞれに感じ取ってくださった
読後の感想を寄せてくださり
感謝の気持ちでいっぱいです。


「おめでとう」は
私たちがよく使う、お祝いの言葉ですね。

日本固有の「やまとことば」である
この「おめでとう」をいう言葉。

本来、どんな意味合いをもつのか、ご存知でしょうか?


「めでた」すなわち「芽が出たね」
という意味だ、という説が
有力なのだそうです。


進学、結婚、昇進、お誕生日
そして、出版・・・

決してそれがゴールではなくて

「大切に芽を育ててね」

という、エールの込められた言葉なのだと知って
改めて、凛と背筋の伸びる思いがしました。


ちなみに、書籍のタイトルをつけた際の
エピソードなのですが
「おうち」・・・つまり「いえ」ですよね。

偶然、こんな文章を、目にしたのです。

「いえ(家)」は、もちろん
「人の住むところ、家屋」
という意味です。

でも、もともとの意味は
古語で「いへ」。

「い」という言葉は「神聖なもの」
「へ」は「辺(あたり)」

という意味を持ち
つまり「いえ」は、本来は

神聖な場所、であり
生きていくためのパワーの集まる場所

という言葉に由来しているのだそう。

そのエピソードにとても共感して
書籍のタイトルは、当初は
「おうちをパワースポットにする、香りの魔法」
にしようかとも考えていたほどでした。笑

日本のご先祖様が
大切に現代にまで受け継いでくださった
「やまとことば」
そして、「香」。

大切に受け継いで
その美しい恩恵のバトンを
繋げていきたいと思います。