気忙しく過ぎていく毎日でも
夢中で好きなことに没頭したり
「無」なれるようなひとときは
心に余白をもたらし
内なる「美しさ」を育む間。
「お香」は私にとって
人生の転機とご縁の交差点で出会えた
かけがえのない存在でもあります。
先日、久しぶりに「沈香」と「白檀」をメインにした
本格的なお線香を作ってみました。
お気に入りの香立てで香りを燻らせ
1日のリセットのタイミングにその優美な香りを愉しんでいます。

お香の世界で「香木」とは
「沈香」と「白檀」を指します。
日本では生育できない沈香や白檀が
「香料」として、日本に伝わったのは遡ること、今から約1500年前。
特に「沈香」は長い日本の歴史の中でも
織田信長や徳川家康といった歴代の武将や天皇をも虜にし
日本人の心や文化に弛まなく、根づいてきました。
現代では、ワシントン条約の規制に伴い
今や、1g/数万円という価格で
取引されるクオリティーの沈香もある程大変希少な香木です。
粉末にした数種類の香木や香原料を調合し
スティックやコーン型に成型し火をつけて愉しむお香を
「お線香」といいます。
お香=「お線香」を真っ先にイメージされる方が
大半かもしれませんが(お香を学ぶまでは私もそうでした!)
実は、もっと贅沢な愉しみ方があります。
時代と共にしなやかに変化変容しながらも
弛まなく愛され続ける「お香」。
直感や香りの好みももちろん大切ですが
お香について、知れば知るほど
その愉しみ方や選び方の枠も広がり
より、心の余白を愉しめます♡