【レポ②】香×茶 魅惑のコラボイベント

オリエンタルな隠された美 -hidden beauty-

香美人-kobijin- × モダンスタイル茶道 魅惑のレッスン

では、初の試みである「室内香(ポプリ)」or「塗香(ずこう)」

をお選びいただき、香りの調合をしていただきました。

「塗香」に関しては、数多くのレッスンで

ご紹介させていただいているので→ こちら をご参考に。

室内香(ポプリ)について簡単にご紹介しますね。

「ポプリ」とは、花や葉、スパイス、ハーブ

ドライフルーツ、木の実などに

天然精油や合成香料を混ぜ合わせ熟成させて愉しむ

室内香の一種です。

今回のイベントでは、お香の原料に

触れて、見て、香りを聞いて

そのルーツを知っていただきたく

次のような、香原料をセレクトしてみました。

《大茴香 (だいういきょう)》

星型の形が可愛らしい大茴香。

別名、八角・スターアニスとしても知られています。

豚の角煮をはじめとした、料理のスパイスとしても多用。

インフルエンザの治療薬「タミフル」の

原料であることも有名です。

《訶子の実(かしのみ)》

その昔、万病に効く幻の実、として珍重され

アーユルヴェーダでも重要薬物とされています。

室町時代には

訶子の実を入れた《訶梨勒(かりろく)》という掛香を

魔除けの意味合いで、飾りました。

《芍薬(しゃくやく)》

茶色い香原料たちに、華やぎをもたらしたく

今回は鮮やかな芍薬のドライフラワーを用いました。

芍薬はお香の原料ではないのですが

名前に《薬》がついていることからも

お香の原料同様に、芍薬の根は

女性ホルモンの分泌を整える漢方薬としても

珍重されています。

その他「藿香(かっこう)」「桂皮(けいひ)」等の

個性あふれる香原料も用い

天然精油と、合成香料をバランス良く調合し

「ポプリオイル」とともに桐箱にて

お持ち帰りいただきました。

香りは「記憶」を司る脳の領域と

密接に関わりあっています。

今回のイベントのひとときを

「香り」とともに

思い出してくだされば幸いです。

へ続く・・・。