「明珠有掌(みょうじゅ、たなごころにあり)」

お会いする人、お会いする人

「本当に、2022年、あっという間だったよね〜!」なんて

会話が飛び交う、今日この頃。

平安時代は、香の歴史的に

日本らしい香りの文化が花開いた時代なのですが

先日、お香レッスンにお越しくださった方と

こんなお話で盛り上がりました。

「平安時代の人々が、一生において得る情報は、私達、現代人の1日分に値する」と。

日々、私たち現代人は本当に、溢れんばかりのさまざまな情報の中で、生きていますよね。

先日、こんな禅語と出会いました。

「明珠在掌(みょうじゅ、たなごころにあり)」

明珠(=大切な宝物)は

外の世界にはなくて、あなたの手の中にもうありますよ。

というような、意味だそうです。

宝物とは。

家族、親友、仲間、仕事、、、

答えは人それぞれだと思います。

日々の生活に忙しかったり、さまざまな情報の影響を受けすぎてしまうと

「自分自身の存在が、宝物だ」

ということを、忘れがちになってしまうかもしれません。

心(内側)をととのえ、自分の手の中にある大切な宝物を再確認するために

「香」は、お役に立てると思います。